テストエンジニアのキャリアパスって?キャリア設計に必要な知識を解説! 2020.08.25
テストエンジニアには、幅広いキャリアパスがあります。
しかし、人によって選ぶべきキャリアパスは違います。
このページでは、テストエンジニアのキャリアパスに関する情報を徹底解説しています!
今後どうすべきかに悩んでいるテストエンジニアは必見の内容です!
テストエンジニアのキャリアパスは6通り
テストエンジニアのキャリアパスは6通りあります。
- テストエンジニアとしてスペシャリストになる
- テスト自動化エンジニアになる
- ソフトウェアテストのドメインスペシャリストになる
- テストリーダー・テストマネージャーになる
- テストアナリストになる
- 他の職種にジョブチェンジする
これらの6つのキャリアパスが、一般的なテストエンジニアのキャリアパスです。
テストエンジニアが今後のキャリアパスを考えるのであれば、まずこれらの選択肢を検討することをおすすめします。
ここからは、一般的なテストエンジニアのキャリアパス6つをそれぞれ解説していきます。
テストエンジニアのキャリアパス①:テストエンジニアとしてスペシャリストになる
テストエンジニアとしてその道のスペシャリストを目指すことは、テストエンジニアのキャリアパスとして一般的なものです。
テストエンジニアとしてそのままのキャリアパスを歩んでいくことで、スペシャリストになることができます。
テストエンジニアのスペシャリストになると、その腕前を信頼して仕事を依頼してくる企業も増えます。
「テストエンジニアといえばこの人!」と思わせるくらいのスペシャリストになることができれば、テストエンジニアとしてのキャリアパスは非常に明るいものになるでしょう。
テストエンジニアの仕事が性に合っているという人には、テストエンジニアのスペシャリストを目指すキャリアパスをおすすめします。
テストエンジニアのキャリアパス②:テスト自動化エンジニアになる
テスト自動化エンジニアになることも、テストエンジニアが進むキャリアパスの一つです。
テスト自動化エンジニアの仕事は、テストをただ自動化して終わりではありません。
自動化したテストによって出た結果を分析し、修正をするのも仕事の一つです。
また、テスト自動化エンジニアと同じような職種に、SETエンジニアというものもあります。
継続的なインテグレーションでのビルド自動化やリグレッション周りの自動化も、SETエンジニアやテスト自動化エンジニアに求められていきます。
今後テスト自動化エンジニアのキャリアパスに進むのであれば、SETエンジニアとしてのスキルも併せて身に付けておくと良いでしょう。
テストエンジニアのキャリアパス③:ソフトウェアテストのドメインスペシャリストになる
テストエンジニアのキャリアパスとして、ソフトウェアテストのドメインスペシャリストになるという選択肢もあります。
ドメインスペシャリストは、ある程度経験を積んだベテランのテストエンジニアに向いているキャリアパスです。
ドメインスペシャリストの仕事は、特定の分野における専門性を高め、テストプロジェクトの全般的な効率化を図ります。
ドメインスペシャリストの仕事は、開発の上流工程が多いです。
そのため、ドメインスペシャリストとしてのスキルを身につけることができれば、プロジェクトマネージャーとしてのスキルを積むことも可能になるのです。
テストエンジニアのキャリアパス④:テストリーダー・テストマネージャーになるテストリーダーやテストマネージャーとしてのキャリアパスも、テストエンジニアが進むことができるキャリアパスの一つです。
特にテストリーダーは管理職に値するため、スキルとしてもキャリアとしても大きな向上を望むことができます。
テストリーダーとしての経験を積んだ先に見えるのが、テストマネージャーとしてのキャリアパスです。
テストマネージャーはテスト全体の管理をするため、大局的な目で物事を見通す力が必要となります。
テストリーダーやテストマネージャーとしての経験は、その先のキャリアパスを見通すことができます。
そのため、テストエンジニアは自身のスキルを活かし、テストリーダーとテストマネージャーを目指すのも良いでしょう。
テストエンジニアのキャリアパス⑤:テストアナリストになる
テストアナリストになることも、テストエンジニアのキャリアパスの一つです。
テストアナリストは、テストの設計書作成や結果の分析、課題改善の提案などをおこないます。
テストアナリストの仕事はAIに台頭されにくいとされているため、安定を求めるのであれば、テストアナリストを目指すと良いでしょう。
生活をしていくために、経験を積んでおきたいキャリアパスです。
テストエンジニアのキャリアパス⑥:他の職種にジョブチェンジする
他の職種にジョブチェンジすることも、テストエンジニアが進むことができるキャリアパスの一つです。
テストエンジニアからのジョブチェンジの相性が良いのは以下の職種です。
- セキュリティ系の職種
- 品質コンサルタント
- プログラマー
- プロジェクトマネージャー
テストエンジニアは、多様な職種にジョブチェンジしやすいのが魅力のエンジニア職です。
求められるスキルが多岐にわたる分、対応できる職種も多いのです。
そのため、キャリアパスの一環としてテストエンジニアになる人も少なくないのです。
セキュリティ系の職種にジョブチェンジする
セキュリティ系の職種にジョブチェンジすることは、テストエンジニアが他職種にジョブチェンジをする際に人気の選択肢の一つです。
特にセキュリティエンジニアの需要は、近年急速に高まってきています。
オンライン上にある個人情報の保護ができるセキュリティのスペシャリストは、どの業界にも必要不可欠な人材です。
セキュリティを管理する職種に就くことができれば、テストエンジニアとしての経験を大いに活用することができます。
職種の相性が良いため、テストエンジニアがジョブチェンジをするのには良い選択であるといえるでしょう。
品質コンサルタントになる
品質コンサルタントになることも、テストエンジニアが進めるキャリアパスの一つです。
品質コンサルタントとは、システムのテストを効率よく実施し、品質の確保や課題改善のための支援などを主におこないます。
プロジェクトに参加し、助言を与えることが多いため、PMOなどと似ている職種でもあります。
プロジェクト全体を見通す視野の広さが必要な職種であるため、マネージャー職へのキャリアパスも見えるようになります。
結果として様々なスキルアップができることが、品質コンサルタントへのジョブチェンジのメリットです。
プログラマーになる
プログラマーになることも、テストエンジニアからジョブチェンジをしやすいキャリアパスです。
テストエンジニアがおこなう「単体テスト」では、プログラムを1行ずつ順番にテストしていくことがあります。
この実務経験から、仕事内容が類似しているプログラマーへのジョブチェンジは比較的容易なのです。
新たにプログラミングスキルの習得が必要不可欠ではありますが、一度プログラミング言語を習得してしまえば、エンジニアとしては大きくスキルアップをすることができます。
そのため、プログラマーになれば、テストエンジニアから他のエンジニア職へのジョブチェンジも難しくなくなるのです。
プロジェクトマネージャーになる
プロジェクトマネージャーになることも、テストエンジニアからのキャリアパスの一つです。
プロジェクト全体を統括するプロジェクトマネージャーは、どの業種でも重宝される職種です。
テストエンジニアとしてのスキルを持ち合わせていれば、テスト案件のプロジェクトを任せられることが多くなるでしょう。
経験を積めば様々な業種の案件に係ることができるため、スキルアップを目指すのであれば、プロジェクトマネージャーへのジョブチェンジをおすすめします。
適性や志向によって選ぶべきキャリアパスは変わる
その人の適性や志向によって、選ぶべきキャリアパスは変わります。
テストエンジニアがキャリアパスを選ぶにあたって直面する選択肢は、以下の3つです。
- スペシャリストかジェネラリストか
- フリーランスか組織の一員か
- テストエンジニアか他の職種か
適性や志向によって、その人に最適なキャリアパスは変わってきます。
そのため、これらの項目に対する自分の考えを理解し、自分に合ったキャリアパスを選ぶようにしましょう。
スペシャリストかジェネラリストかを選ぶ
スペシャリストかジェネラリストかの選択は、テストエンジニアがキャリアパスを選ぶために考えなくてはならない項目の一つです。
スペシャリストになるのであれば、テストエンジニアとしてのスキルを突き詰めていくことになります。
対してジェネラリストになるのであれば、プロジェクトマネージャーなどの管理職を目指すことになります。
この選択の違いでキャリアパスは大きく左右されるため、自分がどうしたいのかを基準に選択をすると良いでしょう。
フリーランスか組織の一員かを選ぶ
フリーランスか組織の一員になるかも、テストエンジニアがキャリアパスを選ぶにあたって考えるべき項目です。
フリーランスで勝負すると決めたのであれば、フリーランスと相性の良いキャリアパスを選ばなくてはなりません。
逆に組織の一員(会社の一員)になるのであれば、管理職を目指すことになります。
このように、働き方の選択も、テストエンジニアのキャリアパスに大きな影響を与えるのです。
テストエンジニア以外のキャリアパスを選択する
テストエンジニア以外のキャリアパスを選択するのかどうかも、テストエンジニアが選択を迫られる項目です。
テストエンジニア関連の職種に進むのであれば、関連の職種に挑戦をすることになります。
それに対してテストエンジニア以外のキャリアパスを選択した場合、他の職種へのジョブチェンジをする必要があります。
このように、テストエンジニア以外のキャリアパスを選択するか否かを選ぶことも、テストエンジニアの選ぶべきキャリアパスに大きな影響を与えるのです。
テストエンジニアのキャリアパスには幅広い選択肢がある
テストエンジニアには、キャリアパスに幅広い選択肢があります。
そのため、自分に合ったキャリアパスを選ぶことが重要になってきます。
最適なキャリアパスを選択するためには、「自分がどうなりたいのか」を考えることが重要です。
そのため、テストエンジニアのキャリアパスを考えるときは、自分自身を見つめ直すことに繋がります。
自分自身を客観的に判断し、自分にとって最適なキャリアパスを選択しましょう!