仕事がないフリーランスの特徴と仕事をもらうためにやるべきこと 2020.05.21
昨今、急速に頭角を現し始めた働き方がフリーランスです。
良くも悪くも自由な働き方が特徴の一つですね。
その中でも、仕事がないフリーランスには、共通の特徴があることをご存じでしょうか。
仕事がないフリーランスを卒業するためには、自分自身を管理し、自分にストイックにならなくてはいけません。
このページでは、仕事がないフリーランスの特徴と、仕事をもらうためにやるべきことを徹底解説しています。
仕事がない、と悩んでいるフリーランスの人は必見の内容です!
これを読んで、魅力的なフリーランスになるための一歩を踏み出しましょう!
仕事がないフリーランスに共通する特徴
仕事がないフリーランスには、共通する特徴があります。
- 単純にスキルが足りていない
- 営業活動が不十分
- 仕事を選んでしまっている
フリーランスの自由さがゆえに、クライアントにアピールできる要素が少ないということが、「仕事がない」という状態に陥る原因なのです。
スキルがないと単価の高い仕事は任せられませんし、営業活動をおろそかにしてしまうと、そもそもクライアントの目に留まることもありません。
また、始めたてのフリーランスには仕事を選んでいる余裕はありません。
仕事を選んでしまうと、結局仕事がないという状態に陥ることは明らかなのです。
仕事がないことで悩んでいるフリーランスの人は、まずこれらの特徴に自分が当てはまっていないかどうかを確認するようにしましょう。
単純にスキルが足りていない
単純にスキルが足りていないことには、フリーランスとしてたくさんの仕事を請け負うことはできません。
スキルが足りていないということは、高いスキルが必要な仕事は任せられないということです。
高いスキルが求められる仕事ほど単価は高く設定されているため、スキルが足りていないと、結果として収入につながらない可能性が高いでしょう。
自分のスキル不足を痛感しているフリーランスの人は、まず自分自身のスキルアップに最優先で取り組むようにしましょう。
スキルが上がれば依頼される仕事も増え、収入もアップします。
仕事がない、という状態に逆戻りする可能性は低くなるのです。
フリーランスとしての仕事がないと悩んでいる人は、まず自分が持っているスキルが何なのかを整理してみることをおすすめします。
営業活動が不十分
もしあなたがフリーランスとして「仕事がない」という状態に陥っているとき、営業活動が不十分である可能性が考えられます。
フリーランスはすべてのことを自分で対処しなくてはなりません。
もちろん、営業活動も同じです。
営業活動をしない限り、フリーランスとして仕事をもらえる可能性は限りなく低いです。
そのため、フリーランスとしての仕事がないという状況に陥っている人は、自分自身の営業活動が不十分である可能性が高いのです。
営業活動をする範囲を広げてみたり、営業の仕方を変えてみたりと、工夫する方法はいくらでもあります。
今まで通りの営業では不十分であったということは、従来とは違う営業をしなくてはなりません。
フリーランスとしての仕事がないという人は、自分がやっている営業活動を見直す必要があるのです。
仕事を選んでしまっている
フリーランスとして仕事がない一番の原因は、仕事を選んでしまっているということです。
仮に仕事の打診があったとしても、受注しない限りは仕事として成立しません。
案件の単価が低いなどの理由で仕事を選んでしまうと、結果として仕事がないという状況に身を置いていることがあります。
仕事を選べることはフリーランスとして働くうえでの大きなメリットです。
しかし、条件を選り好みして仕事を選んでしまっていては、仕事になりません。
フリーランスとしての仕事がないという人は、どんな小さな仕事でもコツコツと受注していくことから始めるようにしましょう。
仕事がないフリーランスにならないための方法
ここからは、仕事がないフリーランスにならないための方法を解説していきます。
- アピールできる経験や実績を積む
- 自分から情報発信をする
- 自分のポートフォリオを作成する
- 人脈を広げる
- 常にスキルアップのための勉強を怠らない
- プロフィールを充実させる
仕事がないフリーランスにならないためには、フリーランスとしての自分をどれだけ魅力的に魅せられるかが重要なポイントです。
フリーランスにとっての魅力とは、高いスキルや実績、経験です。
これらを磨き、案件に触れる機会を増やすことができれば、おのずと仕事がない状態から抜け出すことができます。
仕事がないフリーランスの人は、まずこれらの対策を試してみるようにしましょう。
アピールできる経験や実績を積む
フリーランスとしての一番の魅力は、経験や実績です。
経験や実績、スキルが豊富であるほどフリーランスとして魅力的に見えるのです。
すぐにでも延ばすことができるのが仕事の実績です。
たとえ受注した仕事が大きいものではなかったとしても、「納期までに満足できる品質で納品した」という実績を得ることができます。
まずはクライアントにアピールできるような経験や実績を積むことで、フリーランスとして魅力的になれるのです。
実績に限らず、自分のスキルを磨くことも考えつつ、仕事を受注するようにしましょう。
自分から情報発信をする
自分から情報発信をすることも、仕事がないフリーランスにならないためには重要になります。
自分から情報発信をするということは、フリーランスとしての営業活動に直結します。
「フリーランスとしてこんな仕事を請け負っています」といった情報を自分から発信することで、クライアントにも活動内容が伝わりやすくなります。
クライアントはできるだけ信用できる人に仕事を発注したいため、このように自分から情報発信をし、その人の人となりが見えるフリーランスの人のほうが仕事を任されやすいのです。
そのため、自分のホームページなどを作成して、自分のやっていることを進んで情報発信していくことが重要になるのです。
仕事がないフリーランスの人は情報発信が足りていないことが多いため、まずは自分をアピールできる手段を増やすことに注力しましょう。
自分のポートフォリオを作成する
Webデザイナーやイラストレーターとして活動している人は、自分のポートフォリオを作成することを強くおすすめします。
視覚にアプローチする仕事であるWebデザイナーやイラストレーターは、それぞれ自分の癖やスタイルを持っていることがほとんどです。
そんな特徴や癖を事前に確認できるのがポートフォリオです。
ポートフォリオを作成してクライアントにも確認できるようにしておくことで、ビジネスチャンスは格段に増えます。
クライアントのイメージとイラストの特徴がマッチしていれば、仕事を依頼してもらいやすくなるのです。
そのため、イラストやデザインが得意だという人は、自分の作品集であるポートフォリオを作成することを強くおすすめします。
人脈を広げる
人脈を広げることも、仕事がないフリーランスから抜け出すために重要なポイントとなります。
会社という鞘がないフリーランスにとって、人脈は本当に重要です。
同じ職種で働くフリーランスの仲間や取引先、フリーランスになる前に働いていた会社など、持てる人脈はすべて確保しておきましょう。
フリーランスとして活動していると、持っている人脈から仕事を依頼されることも少なくありません。
クライアントの中には、少しでも素性を知っている人に仕事を頼みたいという人が少なくないためです。
そのため、浅くても人脈を確保しておくことで、仕事をもらえる可能性が高まるのです。
隙があれば人脈を広げることを頭に入れておくことで、仕事がないフリーランスから脱却できるチャンスは大幅に広がります。
常にスキルアップのための勉強を怠らない
常にスキルアップのための勉強を怠らないことも、フリーランスとして仕事をもらうためには重要なポイントとなります。
インターネットを使った仕事は日々進化しており、求められる仕事もめまぐるしく変わっています。
そのため、自分自身も業界に合わせてスキルアップをしないと、時代に取り残されてしまうのです。
ライターであれば常に専門知識のインプットを怠らない、プログラマーであれば新しいプログラミング言語を習得するなど、できることはたくさんあります。
仕事がないフリーランスにならないためには、こうしたスキルアップを怠らないことが絶対条件なのです。
プロフィールを充実させる
フリーランスとしての自分を売り込むために、プロフィールを充実させることも重要なポイントです。
自分のプロフィールを記載したホームページを作るなどして、プロフィールページを作成しましょう。
学歴や職歴、略歴、資格、実績や写真を掲載しておくと良いでしょう。
クライアントからしてもどんな人かがわかりやすくなるため、仕事を依頼されやすくなります。
そのため、仕事がないフリーランスにならないためには、プロフィールを充実させることも必要なのです。
仕事の単価を下げるときに注意すべきポイント
フリーランスとしての仕事がないとき、単価を下げれば良いと考える人は少なくありません。
しかし、仕事の単価を下げることは、自分だけではなくフリーランス業界全体に影響を与えることがあるのです。
仕事の単価を下げるときに注意すべきポイントは
- 仕事の単価を下げると仕事が依頼されやすくなる
- 一度仕事の単価を下げると相場自体が下がってしまう
- 単価を下げることでフリーランス全体の平均単価が下がる可能性もある
の3つです。
仕事の単価を下げると仕事は依頼されやすくなりますが、その後の自分や他のフリーランスの首を絞めることに直結しかねません。
仕事の単価を下げるのであれば、まずは他の対策を試してからにするようにしましょう。
仕事の単価を下げると仕事が依頼されやすくなる
仕事の単価を下げると、仕事は依頼されやすくなります。
同じスキルや実績で単価が安い方と高い方を選ぶとなったら、ほとんどのクライアントが単価の安い方を選ぶでしょう。
仕事の単価を下げると仕事は依頼されやすくなるものの、モチベーションの維持が難しくなるというデメリットもあります。
「スキル相応の仕事ができていない」という気持ちが芽生えてしまうと、フリーランスとして働いていくうえでの自信を失うことにもなります。
精神的にも金銭的にも影響を及ぼすため、仕事の単価を下げるときは慎重に検討をしなくてはなりません。
一度仕事の単価を下げると相場自体が下がってしまう
一度仕事の単価を下げてしまうと、再び引き上げることは簡単なことではありません。そうなると、一度下げた単価のまま仕事を受注し続けなくてはなりません。
他のフリーランスよりも低い単価で提示しておけば仕事は多くきますが、仕事の負担分相応の報酬をもらえるか、といったらそんなことはありません。
長期的にメンタルや金銭面を圧迫することになりかねないことを意識しましょう。
単価を下げて良く思えるのは最初だけで、そこから長い期間その単価で仕事をやらなくてはならないというリスクを考えておく必要があります。
あなたが単価を下げることでフリーランス全体の平均単価が下がる可能性も
一人が仕事の単価を下げてしまうと、フリーランス全体の単価が下がる可能性があります。例えば1文字1円のライティング作業を1文字0.8円に下げると、案件は0.8円のフリーランスのところに集まります。
そうなってしまっては他のフリーランスもその水準まで単価を下げなくてはなりません。
結果としてフリーランス業界全体の単価が下がり、フリーランスの地位が低くなることにつながるのです。
単価を下げるということは自分だけの問題ではないため、注意して検討するようにしましょう。
フリーランスの「仕事がない」は卒業できる
フリーランス業界はまだまだ成長途中です。
頭打ちではない分、仕事はどんどん増えてきます。
そのため、フリーランスで仕事がないという人も、先述した対策をしっかり実行すれば仕事をもらえるようになります。
フリーランスは良くも悪くも自由です。
スキルアップや営業、広報に至るまで自分でやらなくてはいけません。
自由な働き方を実現するためにも、これらのセルフマネジメントは怠らないように心がけましょう。