言語別!フリーランスエンジニアの案件数ランキングと単価相場を紹介 2019.06.10
フリーランスエンジニアは自分が興味のある開発言語の案件を選ぶことができることが魅力的な職業です。
また、フリーランスとして収入アップを考えた時にたくさんあるプログラミング言語のうち、どの言語を習得して深めていくべきか悩むと思います。
ここではフリジョブでも取り扱う案件が多い言語をメインに、単価の相場をまとめて紹介します。
1位はJava。フリーランスの案件数は堂々の1位
国内フリーランス案件数堂々No.1!
Javaの特徴は、「オブジェクト指向」であることです。
また「JVM(Java仮想マシン)」で動いており、WindowsやmacOSなどのプラットフォームに依存することなく動作することが出来ることなどを挙げることができます。
Javaの求人市場ニーズは業務システムや大規模Webシステムといった分野です。
そのため、セキュリティはもちろん運用する上のパフォーマンス性や堅実性プログラミングスキルが求められる傾向にあります。
また、業務システム等に用いる言語であるため週5日の案件求人が多く、高収入が期待できる言語であると言うことができます。
Javaフリーランスエンジニアの報酬単価相場
- 実務未経験(プログラミングスクール卒業時レベル)
- Java実務経験1年未満
- Java実務経験1年
- Java実務経験2年
- Java実務経験3年
- Java実務経験4年
- Java実務経験5年以上
フリーランス市場におけるJava案件の相場単価(週5日常駐案件の相場単価)
20万~25万円/月
30万~40万円/月
35万~45万円/月
45万~60万円/月
50万~65万円/月
60万~75万円/月
65万~100万円/月
フリーランスエンジニアのJava求人と案件の相場単価は30万~100万円以上と、実務経験年数によって大きく変わってきます。
実務経験年数が5年以上のフリーランスJavaエンジニアは年収1000万以上の方も珍しくありません。
2位はJavaScript。Webサイトからアプリの開発までカバーする大人気言語
2017年度のGithubPullRequestランキングで1位獲得の大人気言語
JavaScriptは主にフロントエンドエンジニアが多く担当するプログラミング言語です。
JavaScriptの特徴はWebサイトに動きを付けるために使用することもあれば、Webアプリケーションの開発言語としても幅広く使用されていることです。
JavaScriptを使用した代表的なアプリケーションには「Google Map」などがあります。
この幅広さから様々な業界や分野の案件求人ニーズがあります。
フロントエンドエンジニアの案件の特徴は、週3日やリモートワーク可能であることや、短期的な仕事が比較的多いことです。
これは、自由な働き方をしたいフリーランスエンジニアには魅力的な働き方ではないでしょうか。
JavaScriptフリーランスエンジニアの報酬単価相場
- 実務未経験(プログラミングスクール卒業時レベル)
- JavaScript実務経験1年未満
- JavaScript実務経験1年
- JavaScript実務経験2年
- JavaScript実務経験3年
- JavaScript実務経験4年
- JavaScript実務経験5年以上
フリーランス市場におけるJavaScript求人と案件の相場単価(週5日常駐案件の場合)
20万~25万円/月
30万~35万円/月
30万~40万円/月
40万~55万円/月
55万~65万円/月
65万~70万円/月
70万円~/月
フリーランスエンジニアのJavaScript求人と案件の相場単価は実務経験年数によって30万~70万円と幅広いです。
これはシンプルなWebサイトの開発求人の案件から、アプリの開発の案件まで幅広く、案件単価にも幅があるためです。
特に、React/Vue.js/Node.jsなどの経験があるJavaScriptエンジニアが求められます。
3位はPHP。ソーシャルゲームからECまで幅広くカバーする言語
全世界3割のWebサイトのCMS「WordPress」でも使用される言語
PHPは今でもフリーランスエンジニアに根強く人気な言語のひとつです。
PHPの特徴は、ソーシャルゲームの案件からECサイトなどの大規模な案件を幅広くカバーすることです。
また、全世界のWebサイトの約3割が使用していると言われる有名コンテンツ管理システム(CMS)であるWordPressを用いた小規模の案件もあります。
求人市場ニーズは、比較的歴史のあるWebシステムを運営している企業です。
その場合はPHPを使用しているケースが多いためです。
そのため、システムの規模がそれなりに大きく、負荷対策を意識したプログラミングスキルが求められるケースもあります。
また、週5日の案件が多く、高収入を狙うフリーランスエンジニアにもおすすめの言語といえます。
PHPフリーランスエンジニアの報酬単価相場
- PHP実務経験1年未満
- PHP実務経験1年
- PHP実務経験2年
- PHP実務経験3年
- PHP実務経験4年
- PHP実務経験5年以上
フリーランス市場におけるPHP求人と案件の相場単価(週5日常駐案件の場合)
25万~30万円/月
30万円~45万円/月
40万~55万/月
50万~65万円/月
55万~75万円/月
65万~85万円/月
フリーランス市場におけるPHP案件の相場単価は実務経験年数によって幅広く25万~85万円です。
4位はPython。機械学習やAI案件でニーズ増加中
2017年GithubPullRequestランキング2位獲得の人気開発言語
Pythonは海外で非常に人気のある開発言語です。
一方、国内ではPHPやRubyに比べてPythonエンジニアや案件が少ないようです。
しかし、ここ数年で国内フリーランス市場でも機械学習や人工知能が流行し、Pythonの案件も増加してきました。
日本でPythonは普及しなかった理由のひとつに日本語ドキュメントの少なさが影響していますが、Pythonは人工知能や機械学習に特化した言語なことから、今後も注目される言語であることは間違いないようです。
Pythonフリーランスエンジニアの報酬単価相場
- Python実務未経験(プログラミングスクール卒業時レベル)
- Python実務経験1年
- Python実務経験2年
- Python実務経験3年
- Python実務経験4年
- Python実務経験5年以上
フリーランス市場におけるPython求人と案件の相場単価(週5日常駐案件の場合)
20万~25万円/月
35万~45万円/月
45万~55万円/月
60万~65万円/月
65万~75万円/月
75万円~/月
Pythonのフリーランス市場の求人と案件の相場単価は20万~85万円です。
人工知能や機械学習に対応可能なエンジニアのニーズを受けて単価も上昇しているようです。
5位はRuby。スタートアップや新規事業に大人気の言語
高単価になりやすい案件多数!
Rubyはフリーランスエンジニアの方に非常に人気のある言語のひとつです。
Rubyの特徴は「オブジェクト指向」「インタプリタ方式」「汎用性が高い」といったものが挙げられます。
また、コーディング面でも、構文の自由度が高く、インタプリタ方式であることが特徴的です。
求人市場ニーズはスピードのある開発が求められるスタートアップやベンチャー企業を中心にRubyが採用されています。
そのため、案件が高単価になりやすく、週3日やリモートワークといった条件であっても仕事が見つかる可能性が高いのです。
資金調達などを行ったスタートアップ企業のRuby案件などを狙うことで、開発以外にも事業の成長に関わることが出来るのでおすすめです。
Rubyフリーランスエンジニアの報酬単価相場
- Ruby実務経験1年未満
- Ruby実務経験1年
- Ruby実務経験2年
- Ruby実務経験3年
- Ruby実務経験4年
- Ruby実務経験5年以上
フリーランス市場におけるRuby求人と案件の相場単価(週5日常駐案件の場合)
25万~30万円/月
40万~55万円/月
50万~65万円/月
55万~70万円/月
70万~85万円/月
70万~100万円/月
Ruby案件の相場単価は40万~100万円と実務経験年数によって非常に幅広いです。
他言語に比べて単価が高い理由は、Rubyはシンプルな文法で他の言語に比べてキャッチアップが容易であり、エンジニアとしてのパフォーマンスを発揮しやすいからです。
実力次第では、Rubyでの開発経験が5年以上になると年収1000万を超える可能性もあります。
また、Rubyは比較的小人数で案件を進めることが多いため、事業やビジネスモデルなどのビジネスサイドに詳しいエンジニアは高単価になる可能性が高いです。
まとめ
プログラミング言語のランキング毎に、フリーランスエンジニアの相場単価を紹介しました。
世界で利用されているプログラミング言語と、日本で流行しているプログラミング言語は少し違いがあるようです。
また、流行と相場単価も少しズレがある印象がありました。
より高単価案件求人を獲得したいフリーランスエンジニアの方は、業界の動向やトレンドを常にチェックすると良いでしょう。
IT業界の動向やトレンドを押さえつつ、ご自身の興味範囲と単価のバランスを考慮して、求人と案件を探してみましょう。