フリーランスの仕事場「コワーキングスペース」について徹底解説! 2020.05.19
フリーランスという働き方が浸透してきた現在、「コワーキングスペース」というものが有名になってきました。
コワーキングスペースとは、いわばフリーランスが働くためのオフィスです。
しかし普通にオフィスを借りるときほど賃料もかからないため、非常に利用しやすいものになっています。
このページでは、フリーランスの仕事場であるコワーキングスペースについての情報を紹介しています。
自宅以外の仕事場を探しているフリーランスの人は必見の内容です!
コワーキングスペースは共有オフィスのようなもの
コワーキングスペースとは、フリーランスとして働く人が職場を共有するためのスペースのことを指します。
同じ場所で様々なフリーランスの仕事をしている人が集まるのです。
月額いくら、といった定額制で利用できるところが多く、自由に利用できるオフィスを借りる感覚に近いかもしれません。
また、コワーキングスペースは単に仕事をするためだけの場所ではありません。
コワーキングスペースによっては会議室やセミナー室、打ち合わせスペースなども完備されています。
そのため、フリーランスの仕事をするにあたってクライアントと打ち合わせをする際にも、クライアントをコワーキングスペースに招くことができるのです。
コワーキングスペースを利用するメリット
ここからは、コワーキングスペースを利用するメリットを解説していきます。
- 自宅よりも仕事に集中できる
- 事務所を持つよりもコストを抑えられる
- 人脈を広げることができる
1人で仕事をすることが多いフリーランスという働き方は、会社勤めと違って孤独になりやすい働き方でもあります。
コワーキングスペースはそんな問題を解決してくれます。
大きく事務所を構えたくない人でも気軽に利用することができるため、コワーキングスペースは近年フリーランスという働き方が普及している要因の1つなのです。
自宅よりも仕事に集中できる
自宅ではどうしても気が抜けてしまい、仕事に集中できないという人にはコワーキングスペースの利用がおすすめです。
自宅で仕事をできないとなると、外に出るしかありません。
コーヒー1杯で長い時間カフェに居座るよりも、コワーキングスペースをオフィスとして借りたほうが圧倒的に良い環境で仕事に取り組むことができます。
コワーキングスペースを借りることで、フリーランスになるとなくなりがちな「出勤」という意識を保つことができるため、生活サイクルも安定しやすいというメリットがあります。
自宅で集中できないという人は、自宅よりもコワーキングスペースで仕事をした方が格段に集中しやすくなるのです。
事務所を持つよりもコストを抑えられる
コワーキングスペースは月額いくら、という定額制です。
普通にオフィスを借りる時の賃料よりも格段に安く済ませることができます。
コワーキングスペースによっては事務所さながらの機能を兼ね備えているところもあるため、会議室や打ち合わせ個所を確保するためにオフィスを借りる必要はありません。
そのため、できるだけコストを掛けずに仕事場を確保したいというフリーランスの人にはコワーキングスペースの利用がおすすめです。
人脈を広げることができる
コワーキングスペースには多くのフリーランスが集まってくるため、同じ考えを持った仲間が集まりやすい傾向にあります。
つまり、コワーキングスペースを利用することで人脈を広げることができるのです。
人脈を広げておくと仕事を紹介してもらいやすくなったり、有益な情報を共有できたりするようになります。
1人で働くフリーランスだからこそ、同志の存在は必要です。
人脈を得るためにコワーキングスペースを利用するフリーランスも少なくありません。
比較的簡単に人脈を広げることができるのは、コワーキングスペースを利用する大きなメリットであるといえます。
コワーキングスペースを利用するデメリット
コワーキングスペースを利用するメリットがあれば、もちろんデメリットもあります。
- 内輪のノリがある
- 内密な話ができない
- 逆に集中できない可能性がある
コワーキングスペースは、自宅で仕事に集中できる人にはあまりおすすめできません。
また、一人で仕事をしたくてフリーランスになったという人にもコワーキングスペースはあまりおすすめしません。
ここからは、コワーキングスペースを利用するデメリットを解説していきます。
内輪のノリがある
コワーキングスペースでは、利用する人たちの中でコミュニティができていることが多いです。
コワーキングスペースにはそのコミュニティの内輪のノリがあるのも確かです。
コワーキングスペースによって内輪のノリがあるため、コワーキングスペースで働くためにはその内輪のノリについていかなくてはなりません。
コワーキングスペースの内輪ノリについていけないようであれば、別のコワーキングスペースを利用するか自宅で作業することを考えましょう。
しかしコワーキングスペースの内輪のノリに合わせることができれば、心強い仕事仲間ができることも確かです。
ですがあくまで自分が仕事をしやすいかどうかを念頭に置いて考えるようにしましょう。
内密な話ができない
コワーキングスペースには多くの人がいるため、内密な話ができないのもデメリットのひとつです。
コワーキングスペースに集うフリーランスは、全員同じ会社に所属しているわけではありません。
それぞれ違う会社の社員が1か所に集まっているようなものです。
そのため、できるだけ内密に進めたい仕事の話などを仕事場でできないとなると、コワーキングスペースは非常に不便なものになります。
人に言えない案件を抱えているときなどは、コワーキングスペースを利用することは避けた方が良いかもしれません。
逆に集中できない可能性がある
コワーキングスペースは仕事ができる環境がそろっていますが、この環境がデメリットになる可能性もあります。
コワーキングスペースにいるのは自分だけではありません。
周囲で多くの人がフリーランスとして働いているのです。
そのため、隣の人の貧乏ゆすりやしぐさなどが気になってしまうことも考えられます。
仕事の環境は整っていますが、近くに人がいることで仕事に集中できないという人は、コワーキングスペースの利用をおすすめしません。
コワーキングスペースを利用する際の注意点
ここからは、コワーキングスペースを利用する際の注意点を解説していきます。
- 自宅ではないので防犯意識を持っておく
- 他の人と交流する機会が多いことを頭に入れておく
- 最低限のマナーを守る
コワーキングスペースは自宅ではなく、公共の場です。
そのため、公共の場としての仕事場において注意しなくてはならないこともいくつかあります。
自分自身がコワーキングスペースを気持ちよく利用するためにも、他の人への配慮も欠かさないようにしましょう。
自宅ではないので防犯意識を持っておく
コワーキングスペースは仕事場であり、自宅ではありません。
そのため、コワーキングスペースを利用する際には、貴重品などの管理をしっかりする必要があります。
フリーランスはパソコンを使った仕事をすることが多い分、特にパソコンや情報の取り扱いには注意しましょう。
ひょんなことから仕事に関する重要な情報が漏れだしてしまう可能性も少なくありません。
クライアントの情報が洩れて損害を被ってしまうと、場合によってはクライアントから訴えられる可能性もあります。
そのため、コワーキングスペースは自宅ではないという意識を強く持って利用するようにしましょう。
他の人と交流する機会が多いことを頭に入れておく
コワーキングスペースは自分一人の仕事場ではありません。
多くのフリーランスが仕事場として利用する共有スペースです。
そのため、他の人との最低限の交流があることは意識しておきましょう。
コワーキングスペースは仕事がしやすい環境が整っている反面、仕事に関係ないコミュニケーションを求められます。
他人とのコミュニケーションが苦手な場合は、コワーキングスペースの利用を考え直した方が良いかもしれません。
最低限のマナーを守る
コワーキングスペースは公共の場です。
そのため、公共の場における最低限のマナーは遵守するように心がけましょう。
- 過度に騒ぎすぎない
- 節度を保った行動を心がける
- 少しでも周囲に気を配る
全員が働きやすい環境を作るためにも、コワーキングスペースでは最低限のマナーを守ることを心がけましょう。
しかしこれは人間として当たり前のことであるため、過度に意識しすぎる必要はありません。
コワーキングスペースを選ぶときのチェックポイント
ここからは、コワーキングスペースを選ぶときのチェックポイントを解説していきます。
コワーキングスペースごとに違ったサービスを展開しているため、まずはそれらのサービスや設備を吟味するようにしましょう。
また、自宅からアクセスしやすい場所かどうかも、コワーキングスペースの実りある利用に大きく影響します。
コワーキングスペースを選ぶときには、これら2つのポイントをしっかりとチェックしたうえで選ぶようにしましょう。
コワーキングスペースのサービス内容を確認する
コワーキングスペースごとに、提供しているサービスが違います。
そのため、コワーキングスペースを選ぶ際にはまずサービス内容をしっかり確認するようにしましょう。
チェックするポイントの例としては、フリードリンクの有無です。
仕事中に自由に何でも飲めるコワーキングスペースがあれば、いちいちお金をかけて買いに行かなくてはならないコワーキングスペースもあります。
このように、ひとつのチェックポイントを取ってみても違いが見えてくるのです。
そのため、焦ってコワーキングスペースを契約せず、あくまで自分の納得できるサービスを提供しているコワーキングスペースを探すようにしましょう。
自宅からのアクセスが便利かどうか
自宅からのアクセスが便利かどうかも、コワーキングスペースを選ぶうえで重要なチェックポイントになります。
あまりにも自宅から遠すぎると、そのコワーキングスペースの契約料に加えて交通費や時間が多くかかってしまいます。
自分で自由に時間が使えるのがフリーランスのメリットなのにもかかわらず、仕事場であるコワーキングスペースが遠すぎては元も子もありません。
仕事をするモチベーションにも大きく影響することになるため、コワーキングスペースを選ぶ際には自宅や駅からのアクセスの良さもチェックするようにしましょう。
コワーキングスペースを仕事場にして魅力的なフリーランスになろう
コワーキングスペースはフリーランスにとっての仕事場です。
場所によってはかなり仕事ができる環境が整っているコワーキングスペースもあります。
フリーランスとして働いていくのであれば、コワーキングスペースを利用することで、仕事のさらなる効率化を見込むこともできます。
そのため、フリーランスとしてコワーキングスペースの利用を考えるのであれば、妥協をせずに選ぶようにしましょう。
自分の納得できる仕事場で働ける幸せは、そうそう味わえるものではありません!