フリーランスJavaエンジニアの平均年収はいくら?年収の上げ方も紹介 2019.06.24
ITフリーランスの案件・求人で最も多い言語はJavaと言われています。
これはJavaがどんなシステムにも対応できる言語的特徴から、BtoBとBtoC問わず様々な業界に採用されている背景があるためです。
そんなJavaエンジニアの平均年収はいくらぐらいなのでしょうか。
ここでは、フリーランスのJavaエンジニアの平均年収と、どのようにしたら年収を上げることができるのかを詳しく解説していきます。
フリーランスJavaエンジニアの平均年収は859万円!
フリーランスのJavaエンジニアの平均年収は859万円だと言われています。
そして、Javaエンジニアの年収は500万~700万円程度となります。
日本人の平均所得が450万円前後なので、日本人の平均所得を上回っていることがわかります。
また、30代以下のフリーランスエンジニアの平均年収は次の傾向のようにあります。
- 300万円未満:35.3%
- 300万~500万円未満:27.9%
- 500万~700万円未満:19.1%
- 700万~1,000万円未満:8.8%
- 1,000万円以上:8.8%
このデータを見ると、半数以上が年収500円未満であることがわかります。
一方で500万円以上や、1,000万円以上の人も一定数存在し、比較的広い分布となっていることがわかります。
一般的なIT企業のサラリーマンプログラマは、40代を超えたとしても年収500万円未満がほとんどだそうで、若いうちに高収入を得ることができる可能性はフリーランスのほうが高いのかもしれませんね。
フリーランスのJava案件はどんな仕事をしているか
フリーランスのJava案件は、フリーランスの求人サイトを見ると多く掲載されています。
その中でも月収が異なると何が変わってくるのかをまとめました。
ここでは3つの求人を基に違いを分析します。
【Java】警備会社システム開発の求人・案件
- 月給:~650,000円
- 職務内容:警備会社向けのシステム開発を行っていただきます。
- 最寄り駅:麹町(東京都)
- 開発環境:Java / MySQL
- 必須スキル:Javaを使用した開発経験2年以上
【Java】大手百貨店向けシステム開発の求人・案件
- 月給:~800,000円
- 職務内容:基幹系システムの開発として、百貨店の消費税対応の実装工程からご担当頂きます。
- 最寄り駅:勝どき(東京都)
- 開発環境:Java / Linux
- 必須スキル:Javaを用いた実務経験
- 歓迎スキル:Linux経験、Oracle11g経験、Linuxでのシェル開発経験
スマホアプリ大規模プロジェクト開発保守マネジメント支援
- 月給:~1,250,000円
- 職務内容:JIRAを用いたチケット管理による開発マネジメント作業を担当、クライアントへの説明、ヒアリングへの同行、仕様を開発に渡すためのドキュメンテーション作業を担当
- 最寄り駅:三軒茶屋(東京都)
- 開発環境:Java / AWS / Git / GitHub / Docker / Jenkins / JIRA
- 必須スキル:スマートフォンアプリ開発のプロジェクトマネージメント経験、Webアプリケーション開発のプロジェクトマネージメント経験、Gitを利用したチーム開発経験
- 歓迎スキル:Javaを用いた開発環境、CI、デプロイ周りの知見(Jenkins等)、インフラ周りの知見、大規模サービスの受託開発経験、SpringBootの使用経験、Dockerの利用経験、JIRAの利用経験、AWSを活用した開発経験、テストコードを活用した開発環境
いずれの案件も、「Java言語をメインにしたシステム開発」です。
Javaは大規模企画に用いられることが多く、その規模によっても収入が大きく変わります。
1件目の月収は650,000円ですが、3件目はその2倍近くに迫る1,250,000円です。
なんと月に100万円超えをする案件が、フリーランスの求人サイトには掲載されています。
これらの違いは、エンジニアの技量によるものです。
よく見ると、1件目に比べて3件目は求められているスキルが圧倒的に多いですね。
Javaが理解できているだけでは、受注することができず、AWSやGitを利用したことがある人を歓迎しています。
このように、案件によって収入は大きく異なり、その違いはエンジニアのスキルの幅広さにかかっているということです。
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じゃあ年収を上げるには?
フリーランスのJavaエンジニアとして年収を上げるために必要なスキルは、「業界知識とプログラミングスキルを得ること」、「上流行程を経験すること」、そして「Webシステム開発の経験・アジャイルソフトウェア開発の経験をしておく」などが挙げられます。
業界知識とプログラミングスキルを得る
Javaは汎用性の高い言語として、様々な業界で活用されています。
そのため、JavaはWebアプリケーションから金融系の管理システム、業務システムの開発プロジェクトなど幅広い業界で求められています。
例えば、Javaを使用して業務システムの開発に携わる場合、証券や保険の仕組みをはじめ、物流や航空などの業界知識が求められます。
Javaプログラミングスキルの向上はもちろん、業界知識を備えることでフリーランスとして個人の価値を高めることができ、結果的に年収を上げることができます。
上流工程を経験する
Javaは大規模企画のシステム開発に用いられることが多いと説明しました。
つまり、業務システムの開発作業では、顧客の意向を理解し、想定していたとおりに設計することができる人を必要とします。
そのため、要件定義の経験がある人材は貴重で重宝される傾向があります。
また、プロジェクトとしてチームの結束力を高めることができる人であればなおさら求められやすいでしょう。
アジャイルソフトウェア開発を経験しておく
アジャイルソフトウェア開発とは、短期間で開発を見直す手法をとるプロジェクトの進行方向のひとつで、プロジェクトチームでの企画では重宝されやすいです。
プロジェクトを数多く担当すると、プロジェクトの全体像も想定しやすく、円滑な進行がしやすくなります。
つまり、これまで業務システムを担当していたJavaエンジニアが、Webシステムやアジャイル開発の経験を積むことによって、参画できる案件作業の幅が広がるため、自分自身の価値が上がります。
その分、必要とされやすい人材となり、年収アップに繋がります。
まとめ
JavaはITフリーランスの案件・求人で最も多い言語と言われています。
フリーランスのJavaエンジニアを志望する人は、どのような案件があって、収入とどのような違いがあるのかをしっかり調べることが大切です。
また、年収を上げたいひとは、Java言語スキルのみを磨くのではなく、案件によって求められる幅広い知識を身につけることが重要です。
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