アプリケーションエンジニアとシステムエンジニアの違いを徹底解説! 2020.07.21
よく混同されるアプリケーションエンジニアとシステムエンジニアの間には、実は大きな違いがあります。
業務内容が大きく違うため、選ぶべき職種も変わってきます。
このページでは、アプリケーションエンジニアとシステムエンジニアの違いを解説しています。
アプリケーションエンジニアとシステムエンジニアの違いを知りたい人、それぞれの仕事内容を知りたい人は必見の内容です!
アプリケーションエンジニアとシステムエンジニアの違いは業務内容
アプリケーションエンジニアとシステムエンジニアの違いは、業務内容にあります。
アプリケーションエンジニアは主にアプリ関連の開発をおこなうのに対し、システムエンジニアは情報システム全般の開発の上流工程を担当します。
業務内容に関していえば、アプリケーションエンジニアよりもシステムエンジニアのほうが幅広い分野の業務を担当することになります。
ここからは、それぞれの職種の仕事内容を確認し、違いを見ていきましょう。
アプリケーションエンジニアの業務内容
アプリケーションエンジニアの業務内容は、大きく分けて4つです。
- スマホアプリの開発
- Webアプリの開発
- 業務系アプリの開発
- 開発したアプリケーションの保守・運用・メンテナンス
アプリケーションエンジニアの業務内容は、様々なアプリケーションの開発や運用などです。
アプリケーション以外の開発を、アプリケーションエンジニアが担当することはありません。
アプリケーションエンジニアの業務は、あくまでアプリケーションの範疇に留まることを頭に入れておきましょう。
スマホアプリの開発
アプリケーションエンジニアの主な仕事の一つが、スマホアプリの開発です。
スマートフォンが世界中に普及した今、スマホアプリの需要が完全に消滅することはありません。
簡単なアプリケーションの開発から大規模なアプリケーションの開発まで、開発規模に差があるのも、スマホアプリ開発の特徴です。
アプリケーションエンジニアとして生活するのであれば、スマホアプリの開発は確実に押さえておきたい仕事の一つです。
Webアプリの開発
Webアプリの開発も、アプリケーションエンジニアの担当する業務の一つです。
Webアプリの開発案件では、主に
- SNSアプリの開発
- ショッピングサイトの構築
- ポータルサイトの作成
などが主です。
比較的規模の大きな開発に携わることが多くなるため、やりがいが大きいのが特徴です。
規模が大きいということは案件の単価も高いということ。
そのため、アプリケーションエンジニアとして働くのであれば確実にものにしたい仕事であるといえます。
業務系アプリの開発
業務系アプリの開発も、アプリケーションエンジニアが担当する仕事の一つです。
業務系アプリの開発では、企業が抱えている問題や課題を解決するアプリケーションを開発します。
開発した業務系アプリは社会インフラに影響を与えることもあるため、自分の作ったアプリケーションがふとしたところで使われている可能性もあります。
抱える責任は大きいものの、規模が大きい分やりがいも大きいのが、業務系アプリ開発の魅力です。
開発したアプリケーションの保守・運用・メンテナンス
開発したアプリケーションの保守・運用・メンテナンスも、アプリケーションエンジニアの仕事内容の一つです。
アプリケーションエンジニアの仕事は、開発して終わりではありません。
開発したアプリケーションの保守業務やメンテナンスを定期的におこなう必要があるのです。
アプリケーションエンジニアは開発スキルだけではなく、メンテナンスなどのスキルも求められるのです。
システムエンジニアの業務内容
システムエンジニアの業務内容は、大きく分けて4つです。
- システム開発の要件定義
- システムの基本設計
- システムの詳細設計
- 完成したシステムのテスト
システムエンジニアはアプリケーションエンジニアと違い、情報システム全般の開発に携わります。
そのため、業務の幅も広く、順応性や判断力が多く求められる職種です。
システム開発の要件定義
システムエンジニアの仕事の一つが、システム開発の要件定義です。
開発するシステムの仕様を決めるために顧客にヒアリングをおこない、顧客の求めるシステムを模索します。
ヒアリングをした後、開発するシステムにかかる費用や要員、期間などを算出します。
少ないコストで顧客の要求をいかに実現するかが、システムエンジニアとしての腕の見せどころです。
システムの基本設計
開発するシステムの基本設計も、システムエンジニアの仕事です。
ヒアリングした情報を元に、顧客のニーズをできる限り実現するシステムの設計をおこないます。
システムに持たせる機能や表示方法、操作方法など、システムに欠かせない要素をここで設計します。
システムの詳細設計
システムの基本設計が終わったら、次は詳細設計に移ります。
詳細設計の段階では、基本設計の段階で決定した機能に対し、どのような仕組み・技術で対応するのかを設計します。
実際に開発のプログラミングを担当するプログラマーに指示をするフェーズでもあるため、システムエンジニアの仕事の中でも重要度が高い仕事です。
細かい設計をおこない、開発を担当するプログラマーに委託します。
完成したシステムのテスト
テストをして問題がなければ、開発システムをリリースします。
顧客の要望に基づいて、開発の一連の指揮を執るのが、システムエンジニアの仕事です。
アプリケーションエンジニアとシステムエンジニアは似ているようで違う職種
アプリケーションエンジニアとシステムエンジニアは、似ているようで大きな違いがあります。
その違いが、仕事をする分野の違いです。
アプリケーションエンジニアはアプリケーションの開発のみをおこなうのに対し、システムエンジニアは情報システム全般の開発を担当します。
挑戦する職種に迷っている人は、このような違いに着目して職種を選ぶことをおすすめします。