フリーランスエンジニアとして成功するために絶対必要な8つのスキル 2020.05.28
フリーランスエンジニアは、フリーランス界隈の中でも高い単価を誇る職種です。
自由な働き方ができて高収入ということで、フリーランス業界でも人気があります。
しかし、フリーランスエンジニアになるためには、相応のスキルを身につけておく必要があります。
このページでは、魅力のあるフリーランスエンジニアになるために必要なスキルと、今すぐスキルアップする方法を解説しています。
フリーランスエンジニアとして一念発起したものの、なかなか単価の高い仕事に関われないというフリーランスエンジニアの人は必見の内容です!
フリーランスエンジニアに必要な8つのスキル
- ITスキル、技術力
- コミュニケーションスキル
- セルフマネジメントスキル(自己管理能力)
- 営業スキル、交渉スキル
- セルフブランディングスキル
- 社会保険や確定申告に関する知識
- いざというときの決断力
- 行動力ももちろん必須
フリーランスエンジニアに最低限求められるスキルは、これら8つのスキルです。
フリーランスエンジニアに限らず、他のフリーランスとしても通用するスキルが多いです。
フリーランスエンジニアとして働こうと考えている人に限らず、参考にすることができるでしょう。
ここからは、フリーランスエンジニアに必要な8つのスキルをひとつずつ解説していきます。
ITスキル、技術力
フリーランスエンジニアとして働くうえで、専門的なITスキルや技術力は絶対に必要です。
フリーランスエンジニアの仕事内容は多岐にわたります。
- プロジェクトマネージャー
- システムエンジニア
- AI・データ分析
- ITコンサルタント
- プログラマー
フリーランスエンジニアは経験と実績が最重要
フリーランスエンジニアとして働き、十分な報酬を得るためには、ある程度の実務経験と実績が必要不可欠です。
単価の高い仕事は、外から見ても信頼できるような、経験と実績を積んでいるフリーランスエンジニアのもとに舞い込みます。
かといって、頭ごなしに未経験を否定するわけではありません。
フリーランスとしての実務経験が乏しくても、取得した資格や、エンジニアとして自分が作ったものをまとめたポートフォリオを作成することで十分にクライアントにアピールすることができます。
アピールする方法はさまざまですが、まずはフリーランスエンジニアとしての実務経験と実績を積まないことには、高単価の案件は入ってこないことを頭に入れておきましょう。
コミュニケーションスキル
フリーランスは基本的にすべてを一人でまかなう働き方ですが、コミュニケーションスキルはフリーランスエンジニアとして必須です。
フリーランスエンジニアとして働いていると、場合によってはプロジェクトチームの一員として仕事をおこなう可能性もあります。
また、クライアントとのコミュニケーションを緊密に取る必要があります。
クライアントからの信用を獲得するためには、コミュニケーションを緊密に取ることが重要なのです。
また、仕事の単価を上げたいときの交渉にも、コミュニケーションスキルは必要です。
フリーランスエンジニアとしての仕事をスムーズに進めるためには、コミュニケーションスキルが必要不可欠であるといえます。
セルフマネジメントスキル(自己管理能力)
フリーランス園児として働くためには、プライベートと仕事の区別をしっかり付けなくてはなりません。
仕事の管理やスケジュールの管理など、すべて自分でやらなくてはならないのです。
一見自由な働き方に見えるフリーランスエンジニアですが、実情は仕事の受注から納品、請求書などの発行に至るまでのすべてを自分でやらなくてはなりません。
仕事の他にも、請求した金額の入金ができているかの確認作業や、税務関連の手続きも必要です。
会社員として働いていれば会社が代行してくれていた手続きや支払いも、すべて自分でやります。
そのため、フリーランスエンジニアとして働き、生活していくためには、プライベートと仕事を区別して仕事ができる「セルフマネジメントスキル」が必要なのです。
営業スキル、交渉スキル
フリーランスエンジニアが仕事をするためには、クライアントから依頼されるだけでなく、自分からクライアントに営業を掛けることもあります。
そのため、フリーランスエンジニアには営業スキルの他、交渉スキルなども必要なのです。
営業スキルは仕事をもらうときに発揮するものですが、交渉スキルは仕事を進めていくうえで使えます。
例えば、単価の交渉です。
少しでも良い条件で仕事をすることが、フリーランスエンジニアとしては重要です。
その条件交渉の際に、交渉スキルの有無で結果が大きく変わってきます。
単価のアップは結果として収入のアップにつながるため、フリーランスエンジニアとして、営業スキルと交渉スキルは身につけておくべきでしょう。
セルフブランディングスキル
フリーランスエンジニアが持ちうる商品は、自分自身です。
企業の後ろ盾がなく、常に背水の陣といっても良いフリーランスエンジニアにとって、自分自身という商品をいかに魅力的に魅せられるかが肝になってきます。
数多くいるフリーランスエンジニアの中で、いかに埋もれず、クライアントの目に留まるか。
この際に物をいうのがセルフブランディングスキルなのです。
自分自身をブランドとし、いかにクライアントに売り込めるかが、フリーランスエンジニアとして成功できるかどうかのカギになってくることは間違いありません。
社会保険や確定申告に関する知識
フリーランスエンジニアには、社会保険や確定申告に関する知識が備わっていると良いでしょう。
普通の会社員であれば、社会保険の手続きや確定申告、納税などは会社がすべて代行してくれます。
しかしフリーランスエンジニアには会社という後ろ盾がありません。
そのため、フリーランスエンジニアは自分で確定申告や社会保険の手続き、納税などをやらなくてはならないのです。
しかもこれらの手続きは、自分の都合が良いときにやれば良いというわけではありません。
どれも期日があるため、このあたりのスケジュール管理(=セルフマネジメントスキル)も必要です。
直前になって慌てていては、仕事に影響が出る可能性があります。
そのため、あらかじめどんな手続きが必要なのかという情報は最低限頭に入れておくようにしましょう。
いざというときの決断力
フリーランスエンジニアとして働くと、すべての決断を自分でしなくてはなりません。
依頼された仕事を受けるのか断るのか、価格交渉をするのかしないのかなど、決断をすべき場面は多くあります。
フリーランスエンジニアになると、会社でいう社長があなたです。
個人で仕事をするフリーランスという働き方を選択した以上、すべてのことを自分で決断して進めなくてはなりません。
いざというときの決断力は、より良いフリーランスエンジニアになるために必要なスキルであるといえます。
行動力ももちろん必須
フリーランスエンジニアには、行動力が必須です。
仕事をもらうための営業、プロジェクトを動かすとき、仕事をするとき。
フリーランスエンジニアは行動力がないと収入を得ることができません。
積極的に自分からアクションを起こし、どん欲に仕事を取りに行く行動力こそが、フリーランスエンジニアとして成功する一番の秘訣なのかもしれません。
案件別フリーランスエンジニアに求められるスキル
ここからは、フリーランスエンジニアが請け負う案件の種類別に、フリーランスエンジニアに求められるスキルを紹介していきます。
- システム開発
- アプリ開発、Web開発
- 監視業務、サービス運営業務
- インフラ系エンジニアリング
フリーランスエンジニアの仕事内容は多岐にわたりますが、業務によって求められるスキルも違います。
ひとつでも多くのスキルを習得し、フリーランスエンジニアとして対応できる仕事の幅を増やしておくことで、単価の高い仕事に関われる可能性は上がります。
取り組みやすいものからで良いので、時間があればほしい案件に必要なスキルを身につける努力をしましょう。
システム開発
基幹システムの構築、業務アプリケーション、各種システムを開発するのが、システム開発という仕事です。
フリーランスエンジニアとして仕事をもらった場合も、クライアント先の企業に常駐することが多いのがこの案件の特徴です。
システム開発をする際に求められるスキルは、
- JavaやC言語、C++などの開発言語に関するスキル
- 上流工程を手掛けるITコンサルタントとしての経験
- ITアーキテクトスキル
- プロジェクトマネージャーとしてのスキル
- Pプロジェクトマネジメントオフィスを構築するスキル
などです。
プログラミング言語を使った仕事の他に、プロジェクトマネージャーとしてプロジェクトのマネジメントに関わって仕事をするフリーランスエンジニアもいます。
活躍する場がひとつではないということが、システム開発という案件の魅力のひとつです。
アプリ開発、Web開発
ゲームやWebサイト、サービスなどを開発するのもフリーランスエンジニアがもらえる案件のひとつです。
コンテンツの規模によって関わる人数も変わってきます。
大きい規模のコンテンツを作る場合はプロジェクトチームを立ち上げて仕事に臨むこともあります。
逆に、規模の大きくない案件の場合は、自宅からのリモートワークのみで完結できる場合もあります。
アプリ開発やWeb開発の案件をもらう際に必要なスキルは、
バックエンドの開発案件では
- PHP
- Ruby
- Perl
などのプログラミング言語に関するスキル、フロントエンドの案件では、
- HTML
- CSS
- JavaScript
などのスキルがフリーランスエンジニアに求められます。
フリーランスエンジニアとして幅広い知識が必要なのが、この案件に求められるスキルの特徴であるといえます。
監視業務、サービス運営業務
クライアントが持っているサービスやシステムなどの監視業務や、サービスの運営を任される案件もあります。
要はサービスのヘルプデスク対応です。
サービスの運営や監視をおこなうためには、そのサービスに関する知識と、最低限のIT系のスキルが必要です。
また、仕事相手はサービスのユーザーになるため、コミュニケーションスキルも同時に求められます。
スキルが乏しかったとしても、デバッグやサイトテストの案件があります。
まずはロースキルの仕事をこなし、実績を積むこともひとつの方法です。
インフラ系エンジニアリング
インフラ系エンジニアリングは、ネットワークやOS、ハードウェアなどの設計構築をおこなったり、実際に運用したりする案件です。
英語力があると非常に強いです。
英語力が備わっていると、英語の技術書が読めるため、受けられる案件も大きく増えます。
他にも、インフラ系エンジニアリングの案件で求められるスキルはさまざまです。
- サーバーやネットワークに関するスキル
- セキュリティ、クラウドに関するスキル
- 顧客の要望を的確にくみ取れるヒアリングスキル
- チームを動かすことができるマネジメントスキル
なども求められます。
案件によって求められるスキルも違うため、できるだけ多くスキルを持っておくと有利です。
フリーランスエンジニアが今すぐスキルアップする方法
ここからは、フリーランスエンジニアが今すぐスキルアップするための方法を解説していきます。
- 新しい技術を吸収する
- より難易度の高い案件に参画する
- イベントやセミナーに参加する
- 情報収集を怠らない
フリーランスエンジニアは、スキルの有無がすべてであるといっても過言ではありません。
しかし、スキルを身につけるのは難しいものだと思われがちです。
そんな人のために、今すぐにでも始めることができるスキルアップの方法をご紹介します。
ひとつひとつは簡単なことですが、実行に移せば確実に自分自身はスキルアップをしていることになります。
スキルアップをしたいフリーランスエンジニアの人は必見です!
新しい技術を吸収する
フリーランスエンジニアとしてスキルアップをするためには、積極的に新しい知識を吸収することが重要です。
具体的には、
- 学習サイト
- 動画サイト
- 本を読み込む
特に学習サイトや動画サイトは、お金を掛けずにスキルアップをできる可能性が高いです。
自分の都合の良いときに学習できるため、非常におすすめです。
学習サイトや動画サイトは豊富にある
フリーランスエンジニアとして働くために必要なIT技術を学ぶための学習・動画サイトは増加しています。
サイトが増えるのに比例し、学べるジャンルも増え続けているのです。
学習サイトや動画サイトでのスキルアップは、初心者から上級者まで幅広いレベルにも対応できるのが特徴です。
つまり、スキルアップを目指すフリーランスエンジニアでも利用しやすいのです。
中には、リーズナブルに利用できるところや、無料で利用できるところもあります。
自分の都合や、予算に合ったところを利用してみましょう。
本を読み込むことも効果的
フリーランスエンジニアがスキルアップするためには、本を読み込むこともおすすめです。
プログラミングの参考書や技術系情報誌、資格取得を目指した専門書などは信用性・信頼性の高い情報源となっています。
確かな情報から、プログラミングに関する参考書を読んでスキルを磨いたり、習得していったりすることは、高いレベルで仕事をこなすことを実現します。
また、本に限らず、技術系雑誌は、フリーランスエンジニアが知っておきたい幅広いIT技術の情報が掲載されています。
自分が興味のあるITスキルをそこから探し、そのスキルを専門的に深く勉強をするのもひとつの手段です。
より難易度の高い案件に参画する
難易度の高い案件に参画することは、フリーランスエンジニアとして大幅なスキルアップを目指せるチャンスです。
難易度の高い案件を完了するためには、高いレベルのスキルが必要です。
技術面に限らず、コミュニケーションやマネジメント面でも、高いスキルを求められます。
スキルアップをしたいのであれば、厳しい環境に身を置くことが一番手っ取り早いのです。
そのため、難易度の高い案件に参画することは、フリーランスエンジニアとして大幅なスキルアップを目指せる方法なのです。
難易度の高い案件に挑戦できる環境が整っているフリーランスエンジニアの人は、一度挑戦してみることをおすすめします。
イベントやセミナーに参加する
イベントやセミナーに参加することも、フリーランスエンジニアが手っ取り早くスキルアップできる方法のひとつです。
現在では、日本各地で専門的なセミナーや説明会、イベントが開催されています。
イベントやセミナーには同じ志を持ったフリーランスエンジニアが集まるため、人脈作りにも利用することができます。
自分の知見を広げることができるのに加え、同じ業界の人脈を増やすこともできる。
イベントやセミナーに参加することは、フリーランスエンジニアにとって一石二鳥ンの方法なのです。
情報収集を怠らない
フリーランスエンジニアがスキルアップするために、情報収集は必須です。
業界のトレンドを常に押さえておかないと、めまぐるしく変化するフリーランス業界に取り残されてしまうためです。
また、情報収集をしていると思わぬところからスキルアップの方法を見つけられたり、案件が舞い込んできたりもします。
情報収集だけにとどまらず、チャンスをつかめる可能性があるのです。
そのため、フリーランスエンジニアは常に情報収集を怠らないようにすることが重要なのです。
スキルが足りないフリーランスエンジニアに仕事は回ってこない
スキルの足りないフリーランスエンジニアには、仕事が回ってくることはありません。
単価の高い案件に関わるためには、スキルアップをすることが必要です。
まずは自分が持っているスキルを整理し、強みを伸ばすのか、弱みを克服するのかを決めましょう。
方向性が決まったら、あとは行動に起こすだけです。
スキルアップのチャンスはそこら中に転がっています。
自分から積極的にアクションを起こして、スキルの高いフリーランスエンジニアになりましょう!